上高地旅行の服装・持ち物など

自然を楽しむ為に自然の中へ出かけるのですから、普通に想像できることばかりですがサラッと読んでみて♪

最初に服装・持ち物の要点を再認識

  1. たとえ短い時間の散策目的でも必ずトレッキングシューズやスニーカーなどの歩きやすい靴で
    上高地での歩行道は整備された散策路ですが舗装路とは違います。木道、砂利道、渡渉、苔でツルツル…。怪我や事故の無いように。
  2. 服装は動きやすく多少の汚れも気にならないもの。
    普通のチノパンなどでOK。お洒落に山ガール風、山男風を決め込むのも良いのですが、往復の道中も考慮
  3. 何は無くても雨具をお忘れなく。

上高地旅行の服装

上高地は真夏でも20度を越える日は少なく、春先や秋口は都市の真冬並みの気温。
真夏の日中でも木陰や河湖端はスーっと気温が下がる感じがします。朝晩は真夏でも10℃を切る日があるので長袖シャツや羽織れるものを1枚余分にお持ちください。

朝の河童橋(6月初旬):ご覧の通り皆さん冬服です。

服装のポイントは3ツ

重ね着で調節
朝晩と日中、行動時と休憩時、日差しの有る無しなどによって体感温度に大きな違いが。前開きの上着、何枚かを重ね着することで調節し易いように。
長ズボン
転倒はもちろん、木枝などでの擦り傷や怪我の防止に。レギンスも可。
防寒着(着替え)
ザックに1枚あれば安心。盛夏でも早朝の気温は10℃を下回る日もあります。夏は着替えてサッパリして帰りましょ♪

季節毎の日中の服装

4・5月:かなり寒い

基本は重ね着の冬装

春と呼ぶには気温も低く寒さが残ります。ゴールデンウィークは東京の3月末位のイメージ。

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基本は重ね着の冬装で、フリースまたは薄めのセーター+ウインドブレーカー、ボトムにはレギンスを下穿きした方が良い位、特に朝晩は冷えます。GWまで年によっては雪の残る場合もあるので足元は要注意

4・5月:寒さを凌げる服装で

6・7月:天候次第

6月初旬:晴れば春~初夏

気温は低くとも日差しが強い時期。天気や日差しによって日中の体感気温に大きな差が…

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梅雨時期ですから大抵雨ですww。長袖シャツ+合羽位。晴れた日は木陰のない河童橋では日差しが暑く、木漏れ日の林道はス~っと涼しい。(いずれにしても長袖、軽めの防寒着、晴天時紫外線対策、帽子必携)

6・7月:雨具と紫外線対策必須

7・8月:夏らしい服装で

7月中旬:皆さん夏服、日傘の人も

梅雨が明ければ上高地も真夏!日中はTシャツ、早朝夕刻深夜には軽い防寒着を1枚

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上高地の爽快感を思いっきり感じられる夏らしい服装でどうぞ。安全面と紫外線を避ける意味では長袖長ズボン推奨ですが拘らずにどうぞ~。早朝深夜は10℃を下回る日もあります。紫外線対策、帽子必携

7・8月:夏らしい服装で

9・10月:ひと月早い

10月中旬:約半数がダウンを着用

気温がグンと下がる9月中頃。日中の最高気温も20度にも届かず、秋は東京より1ヶ月早い

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9月中頃以降は春と同じく東京に比べて1ヶ月~1月半ほど早く急激に冷えてゆきます。10月中頃には最低気温零下の日も続出、雪も降る。薄手のダウンとボトムは冬用な感じで。寒い時は雨合羽で防寒もアリ

9・10月:黄金に染まる秋

11月:真冬並。降雪も

雪が降るある年の閉山祭

朝晩は零下、暖かい日の日中でも10℃ほど。降雪・積雪もあたりまえの真冬です。

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服装はもちろん冬服。時間帯、日差し、行動時など寒暖差が大きくなることを考慮して重ね着で対応することがポイント。滑る可能性が高いのでしっかりした山用のシューズ(防水・防寒)も必須です。

11月15日まで営業

冬山経験が必要

静かに次の春を待ちます。

零下20℃以下にもなる冬。入山するには完全な冬山装備でけでなく、冬山登山の経験必須

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サル以外誰もいません。もちろん交通手段もありません。重装備が必要ですし、万一何らか緊急な事態が生じても、助けを求めることすらできません。

素人だけでは無理…

上高地旅行の持ち物・装備

雄大な自然を身近に感じられる観光地というだけでなく、洗練された山岳のリゾートですからホテルの窓から景色を楽しむだけなら何ら不自由なく過ごせますが、林間の木道を歩き、水に触れ、自然を深く堪能するためにはそれなりの装備・持ち物を用意した方がより快適なのは間違いありません♪

必須な持ち物・装備

雨具・防水対策

雨具は上下セパレートのカッパが◎。蒸れを防ぐ透湿のものなら雨の中でも心地よく楽しめます。想定以上に寒い時の最終防寒着としても有効。

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山行の持ち物として必携な雨具。上高地では木道など滑る場所も多々、傘だと転んだ時に手が塞がっていて危険という理由から山の雨具はカッパ。(1~2時間程度の予定なら折畳傘でもイイかな…)シューズも山用の防水物が良いのは間違いありません。もっと詳しくは山行の装備:雨具・防水対策参照

飲み物・食べ物

おやつや飲み物などは上高地バスターミナルにある売店、ホテルで「観光地価格」で購入できます。散策コース中には買店や飲食店はありません。

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市街地のような物流は望めないので大手コンビニはありませんが、お弁当はもちろん、長野名物のおやき、ソフトクリームなどの間食も販売しています。上高地には昼食をいただける食堂・レストランが少なく昼食時はとても混みます。景色の良い所でお弁当が良いかもね。もっと詳しくは行動食・おやつ・昼食について参照

ザックと小物類

雨具、防寒着、飲み物におやつ。半日~1日を自然の中で過す為の持ち物ならちょうどデイパックに収まる程度。散策程度なら小ぶりのリックでOK

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ザックにはいろいろ便利なビニール袋とタオルを必ず。山の持ち物は転んだ時にも両手が使えるようザック・リュックで背負うのが常識。ザックのサイズや選び方、どんな物を持って行くと便利なのかなど、もっと詳しくは山行の持ち物・ザックについて参照

楽しみ方・滞在に応じて

上高地での滞在時間・楽しみ方次第で持ち物・携行品・装備は多少違ってきます。

散策(1~2時間)程度

短い時間の散策なら持ち物は特に何がというものでも無いでしょう。よく晴れた日でも雨具だけは忘れずにお持ちください。(折畳傘でも良いので)

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とは言え、折畳傘だときっと足元はズブ濡れ、寒すぎてすぐ建物の中に…
なんてことにならないように用意しておけば、きっと何倍も楽しめますよ♪(交通次第では「置いて行く」「入れ替える」など直前で調整することも可能すし、カッパと防寒具を持って出かけましょ♪)

日帰り(半日~1日)の持ち物

朝夕は冷えることもあるので防寒着、濡れると体力を消耗するのでしっかり目の雨具。想定外な天候は山の常識ですから。最低限の飲料と行動食も携行ください。

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上高地では歩行路・道標もしっかりしていて迷う・遭難する心配は全くありません。ただ、例えば河童橋~明神の片道1時間の間には飲料などの補給や救護のできる施設・店舗はありませんから最低限の飲み物と行動食(おやつと考えて可)を携行して快適にお楽しみください。

上高地内で宿泊する場合

上高地で宿泊しないと体験することが出来ない誰もいない深夜~早朝。想像以上に気温が下がりますので真夏でも防寒着は必携、灯りがほとんど無いのでライトも。

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見たことの無い無数の星が広がる漆黒の闇夜。芥川龍之介ファンでなくても小説の舞台となった「夜の河童橋」を訪れてみたいですよね(月灯りのある日はわりと明るいのです)。昼間とは違う表情を見せる夜~早朝の誰もいない上高地では様々な自然の神秘的なシーンに出会えます。

荷物預かりマス♪

手荷物預かり所

手荷物預かり所:©http://www.kamikochi.or.jp/

「山歩きの服装で楽しみたいけれど往復の道中は…」
「着替えやお化粧品など山歩きに必要ない持ち物は…」
大丈夫です。安心してください。上高地バスターミナル内に荷物預かりがあります♪

本来は登山家たちの為の荷物預かり所なのですが、そうでなくても全く問題ありません。散策・山歩きに不要な持ち物はもちろん、山用の服装に着替えれば気分も盛り上がる~

着替え専用のブースなどは上高地にはありませんのでお手洗い利用など工夫してください。100円シャワールームを利用する手も

手荷物預かり所(上高地登山案内人組合)

営業時間・休日
4月27日~11月15日・06:00~17:00(不定休)
連絡先・場所
0263-95-2034 上高地バスターミナル・観光センター1F(食堂のある建物)
料金の目安
ポーチ位350円/日・トートバッグ400円/日・旅行かばん500円/日・スーツケース600円/日

徳本峠や焼岳越えで上高地へお越しの方、穂高へ向う方はこんなページは見ないと思いますけど、それなりの装備で事故の無いように。